2010年07月27日
アフガン戦争の米国機密が流出!
Military Times.com -- WikiLeaks: Evidence of war crimes in papers
政府機関や企業の内部告発情報を公開する米民間ウェブサイト「ウィキリークス」が、
アフガニスタン戦争 に関する米軍や米政府機関などが作成した
機密文書約9万1000点を公表しました。
ウィキリークス創設者のJulian Assange氏は、
この中にアフガン戦争における戦争犯罪の証拠があると思うと言っています。
公表された機密文書は、
2004年1月から09年12月までの6年間にわたるもので、
英紙ガーディアン、独誌シュピーゲル、米紙ニューヨーク・タイムズが
ウィキリークスより機密文書の提供を受けています。
国家安全保障問題担当のJim Jones大統領補佐官は
この機密文書の公表を厳しく非難しています。
まあ、今回の機密文書の内容は米国にとって非常にキツイようです。
以下に、英紙ガーディアンと米紙ニューヨーク・タイムズの
この機密文書に関する特集記事を紹介します。
英紙ガーディアン
http://www.guardian.co.uk/world/series/afghanistan-the-war-logs
米紙ニューヨーク・タイムズ
http://www.nytimes.com/interactive/world/war-logs.html
英紙ガーディアンによれば
機密文書にはどんな事が書かれているかというと・・・・・・
・パキスタンの情報機関「ISI」とタリバンの癒着に関する問題。
・タリバンが強力な熱追尾式対空ミサイルを保持。
・無人偵察機によるタリバンに対する攻撃の実態。
・これまで2,000名以上の民間人が死亡したIEDが大規模に増加している事実。
(IED発生地点の分布図を時系列で表示するフラッシュもあります。)
・CIA秘密準軍事組織「OGA(other government agency)」の民間人への射撃
・米軍などによるアフガン民間人の殺害事件が144件
(虐殺事件の具体例は米軍のバスへの機銃掃射など)
・特殊部隊Task Force 373の戦闘事例。
などなど。
興味のある方は是非読んでみてください。
自分もまだシッカリと読んでいませんが、
読み応え十分です。
治安が一向に回復せず、
大金が投資されていながら成果がなかなか上がらないアフガンですが、
今回、公表された機密文書はこれからのアフガンに大きな影響を与えそうです。
自衛隊の情報流出とはスケールが段違いだ・・・
それでは、本日もお付き合い、ありがとうございました^^
Posted by 儲 at 00:13│Comments(0)
│ミリタリーネタ